青森県三戸郡階上町赤保内寺下8
TEL:0178-88-2027

東門沙 /Toumon Suna

青森県三戸郡階上町にそびえる北上台地最北端の階上岳(標高740メートル)は、全山が花崗岩かこうがんからできています。
階上岳の花崗岩が風化する過程でできた山砂の中から精選された園芸用砂が「東門沙とうもんすな」です。

花崗岩は古代から人間に良い波動を与えてくれると考えられていました。
奈良県明日香村の石舞台(国指定・特別史跡、7世紀初頭頃築造)も花崗岩で作られているほか、神社仏閣の石造りの鳥居、境内にある石碑といったものは、ほとんどが花崗岩で作られています。また、非常に硬く緻密であるため風化や摩耗に強く、耐久性が高いため、古くから建材としても使用され、国会議事堂や最高裁判所庁舎、日本銀行本店などの外壁にも用いられています。


「お休処てらした」にて販売中
300g/500円(税込)

東門沙のご案内


画像をクリックすると拡大表示します

花や観葉植物だけでなく、家庭菜園などにも最適!

東門沙は吸水率が4.72%と高いため、鉢植えや庭の表面に敷くことで、土の乾燥や雑草の発生を防ぎます。
また、ミネラルが豊富で、それらが溶出することによって花や木の成長を助けます。

ミネラルとは鉱物性元素のことで、日本では厚生労働省によって12成分(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロン、セレン、マグネシウム、鉄、銅、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、リン)が示されています。東門沙にはこれらの成分が含まれています。

東門沙を使用した場合の比較

以下の写真は、土に東門沙を混ぜて栽培したものと、土だけで栽培したものを比較したものです。

東門沙を使用した場合の比較 (1)


パーセノシッサス・シュガーパイン

左:土に東門沙を混ぜて栽培
右:土だけで栽培

東門沙を使用した場合の比較 (2)


オリヅルラン

左:土に東門沙を混ぜて栽培
右:土だけで栽培

どちらの写真も、左側が土に東門沙を混ぜて栽培したもの、右側が通常通り土だけで栽培したものとなります。
東門沙から溶け出したミネラルが植物の成長を促進させていることがわかります。

大量のマイナスイオンを発生させます

花崗岩は多孔質たこうしつで吸水率が高いため、保水効果があります。
また、水の衝撃によってマイナスイオンを大量に発生させるため、環境にも良い影響を与えてくれます。

以下の表は、高さ20cmから東門沙に水を落下させたときのマイナスイオンを測定したものです。
マイナスイオンが多量に発生していることがわかります。

マイナスイオン
[×1,000/cc]
温度 [℃]湿度 [%]
最大値16.762674
最小値0.002567
平均値1.7325.0269.87
マイナスイオン・オフセット
[×1,000/cc]
0.00

東門沙の使用方法

土に混ぜて使用すれば、東門沙に含まれるミネラルが溶け出すことによって植物の成長促進が期待できます。
また、表面の化粧砂としても使用でき、その場合は保水力によって土が乾燥しにくくなるほか、表面を覆っていることで雑草の発生も防ぎます。砂は洗えば再使用できます。

土に混ぜて使用する場合の目安

鉢の直径が10cm未満の場合
……  50~100g
鉢の直径が20cm未満の場合
…… 100~200g
鉢の直径が30cm未満の場合
…… 200~300g

花崗岩とは

花崗岩とは、地下深くでマグマがゆっくり冷えたことにより固まり、形成された深成岩しんせいがんが地表に現れたもののうち、「石英せきえい(水晶、玻璃)長石ちょうせき(ほとんどの岩石に含まれる造岩鉱物)を主成分として、そのほかに10%程度の有色鉱物(黒雲母くろうんもなど)を含み、全体的に白っぽく見えるもの」「ナトリウムとカリウムの含有が少なく、非アルカリ性の岩質であるもの」の2つを満たすもののことです。
非常に硬く、表面を研磨すると光沢が出るため、鳥居や城の石垣、石橋、床石、墓石、カーリングのストーンなどに利用されています。

地中深くで生成されるため、地表より地下に多く存在します。
また、花崗岩の形成には水の関与が必要であるため、太陽系では地球以外の天体にほとんど存在しないということも特徴のひとつです。

大陸や島弧とうこ(日本列島のように弓状に並んだ火山島列)などの陸地を構成する岩石として一般的で、日本では茨城県日立市のカンブリア紀(約5億4,200万年前~4億8,830年前)のものが最も古く、関東北部から北九州にかけて、中年代(約2億5,000万年前~約6,500万年前)に生成されたものが分布しています。

兵庫県南東部の六甲山から切り出された良質な花崗岩は、御影(現在の兵庫県神戸市東灘区)に運ばれてから日本各地に輸送され、全国的に有名となったことから、良質な石材を「御影石みかげいし」と呼ぶようになりました。
六甲山が瀬戸内海国立公園に編入されたため、六甲山での採石は1956年に終了しました。

カーリングのストーンは、スコットランド沖のアルサクレイグ島から採れたもののみが試合にも用いられる公式のストーンとされていますが、自然保護のために採掘は厳しく制限されています。